12/31 sun

実家に帰った。新幹線が混みあっているせいで乗りたかったひかりに乗れず、こだまで三河安城駅までむかった。結果一時間ほど予定よりおそく地元に到着した。その時点で非常に機嫌が悪かった。さまざまな理由(主に前日までの労働や人間関係、さらに言えば今の社会に起因した)が複合して、じぶんでも情けなくなるくらい苛立っていた。そんな中わざわざ迎えに来てくれた母親と再会してしまったため、変な感じになってしまった。最悪だ、とおもいながらも一度もらしはじめた不満が堰を切ったようにとめどなくあふれてしまった。もうだれか殺してくれ、そう思って悲しくなった。それでもいざ実家に到着し、リビングの明かりの中で部屋着姿のリラックスした普段通りの父がEd Sheeran - Shape of YouのMVをAmazonのFireStickを使用してTVで流しているのを見ると、すっかり脱力してしまった。ああ、実家に帰ってきたんだなと思考する前に心身が感じていた。土産をわたし、用意してくれていた部屋着に着替えた。ちょっとおどった。実家はなんだかんだと今の仮宿よりひろいのだ。調子よくポジティヴになっていくじぶんが滑稽だった。炬燵を陣取り持ってきたPCを起動して小説の読み直しをはじめた。年末は忙しすぎて余裕がなかったためまったく小説を書くことができなかった。それをストレスにしないように意識していたが、そううまくはいかなかったなぁと三部を読み返しながらつくづくおもった。手直ししながらじぶんの中のモードが作文のそれへと切り替わっていくのを感じた。母親にうながされ三人で夕餉をとった。ビールと日本酒をすこしいただいた。一鶴の雛鳥と鳥飯と黒豆なんかを食した。うまかった。最後に何故かR1を飲まされた。食後、胃が痛むのを感じた(今もまだむかむかする)がそれを口にすることなくリビングで両親が紅白歌合戦を見るのに付き合った。持ち帰ったちぢれほうれん草のおひたしを褒めてくれたのがうれしかった。父も母もやはり自分の去就にはふれなかった。父が風呂にはいったのをきかっけに炬燵で文章をいじりはじめたが、紅白出場歌手らのあまりに下手な歌声や茶番じみた司会のせいでうまく集中できないため自室(と記しながら違和感があるのは実家を出たのはもう十年前だからか)へと移動し、作文のつづきをはじめた。途中YouTubeをひらいてしまったせいで年末のフリースタイルダンジョン特番を流し観してしまった。個人的には呂布カルマチームを応援していたが、準優勝だった。やっぱりR‐指定は抜群にうまい。正直音楽性はぜんぜん好みではないのだけど、じつはクリーピーナッツのラジオ音源は欠かさずチェックしている。彼らのラジオは楽に聞けるし、ふつうに笑ってしまう。友だち同士であほやっている感じもすごくいい。今日は聴いていたラジオ音源でDJ松永がエゴサーチの効用についてあつく語るのにペットボトルの茶をふきそうになった。あれは新横前駅で乗れなかったひかりを待っていた時のことか。同世代の人間とふれあう機会がほとんどないせいか、同世代というだけで無条件に応援したくなる変な気質が構築されつつある。その後もだらだらと、いつものペースで作文をつづけ、区切りのついたところで風呂にはいった。服を脱いだところで体重を計ると六十九キロとあって、マジかとびびった。半月前に銭湯で計った時は六十五キロだったのに。たしかに太ったよ、太ったけども。。。入浴後、気休め程度の筋トレをしながら紅白を観た。気休め程度の筋トレを終えてから自室にもどりふたたび作文とネットサーフィンをくり返し、今に至る。気づけばとっくに年を越している。両親も寝室へと移動したようだ。今日で三部をかたちだけでも最後まで書き上げたかったが、ラストのくだりを書くだけの余力がないと判断し、ブログを書くことにした。

今年、というかもう去年か、2017年はじぶんという人間が決定的にマイノリティなのだと自覚するにいたった年だった。じぶんのことを知る人間からするとおせぇよという話かもしれないが、じぶんはずっと普通の人間だとおもっていたので、その事実をおのれに突きつけなければならない時はそれなりにきつかった。どうしてどこかに「普通」のしあわせがあるって期待してんの? 結婚なんてできるとおもってたの? 馬鹿なの? じぶんを笑いながらも、ちくちく胸が痛んだ。むかしTがおれはずっと普通にあこがれていると言った時に、あくまで他人事として感傷的に聞いていたけど、おもいっきりじぶんにもあてはまってしまうのだと気づいた今年だった。狐につままれた気もちだった。才能あるマイノリティにあこがれているだけだと自己認識していたのに、蓋をあければ才能ないマイノリティだった。残念! 

そういえば今日のBGMはずっとTの新曲だった。あいつは相変わらず才能の塊でした。創作方面でじぶんの身近にいる人たちはおしなべて才能のある人たちばかりなのだけど、あいつはその中でもトップクラスにすごい。わが双子ちゃんながら、ほんとうに才能があるとおもうのでぜひ音楽をつづけてほしい。以下送ったline。音楽に関してはマジで素人なので的外れの可能性大。

聴いたよー。まず、こういう音楽だとおもってなかったからびっくりした笑 でも聴いたらやっぱりTのだなぁとおもった。むかしのTらしいメロディの感じは全然ないんだけど、どこかTらしいというか、懐かしいというか、なんかにやけちゃう感じね。
率直に、めっちゃいいとおもった。テーマ?メインメロディ?の感じは最近の高木正勝っぽくて、日本人らしいメロ感なのに急に現代音楽とかジャズっぽい要素が無理なく入るのが面白かったわ。展開の手数があって、聴き処もたくさんあるのは前と同じなんだけど、確実に違うなとおもったのはくり返しを嫌がらなくなったんじゃないかという点で、前は曲の長さからしても展開は早めにあるけどリフレインせずに切り上げるスタイルだったのに対して今回の曲はいい意味で一曲を最大公約数的に、できるだけ大きく構築しようとしているように感じたな。でもそこにやっぱり無理はなくて、奇をてらっている感じもなかった。なんというか、全体的にバランスがとてもいいとおもった。来るべきところ来るものがあるというか。
おれとしては以前のスタイルは風景を切り取る音楽で、今回のは風景を収める音楽だとおもった。つまり以前とちがって、音楽の中に時間が流れているような印象がある。だからはじまりから終わりまで必然性があるし、曲として自足している、そんな印象(以前のが完成度が低いとかそういう話ではもちろんなくて)
非常にテクニカルな音楽だと素人耳には聴こえたよ。おれにはよくわからんけど、和音とかコードとかも複雑なことをやってるんだろうなとおもった。そういえば、ピアノひとつで作り込んだ曲って、意外と聴いたことなかったかもね。装飾がないぶん、曲や構造に対して真摯に向き合ってるのがよくわかったよ。改めておくってくれてありがとね。まだPCから聴けてないから実家でじっくり聴かせてもらうわ。

 

今年2018年はとりあえず今の小説を完成させたい。そろそろ眠い。